【剣盾】マスター到達まで使ったバンギアーマー【シングル】【シーズン1】

ぼちぼち他の構築を使おうと思っているのでメモ代わりに更新。

 

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チームID:0000 0007 D3X6 KP

※19/12/31現在非公開

 

★採用個体

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バンギラス砂起こし

意地っ張り H207(252)-A170(4)-B130-x-D120-S113(252)

噛み砕く ストーンエッジ 馬鹿力 炎のパンチ@拘り鉢巻

 

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ドリュウズ型破り

陽気 H185-A187(252)-B81(4)-x-D85-154(252)

地震 アイアンヘッド 岩石封じ 角ドリル@突撃チョッキ

 

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ドラパルト@クリアボディ

無邪気 H163-A172(252)-B96(4)-C120-D85-S213(252)

ドラゴンアロー ゴーストダイブ 鋼の翼 大文字@弱点保険

 

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ミミッキュ化けの皮

陽気 H131(4)-A142(252)-B100-x-D125-S162(252)

じゃれつく シャドークロー 剣の舞 影打ち@命の珠

 

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ウォッシュロトム浮遊

控えめ H157(252)-x-B127-C172(252)-D127-S107(4)

放電 ハイドロポンプ ボルトチェンジ 悪の波動@拘り眼鏡

 

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アーマーガア@ミラーアーマー

腕白 H205(252)-A107-B172(252)-x-D105-S88(4)

アイアンヘッド とんぼ返り 羽休め 鉄壁@ゴツゴツメット

 

 

 ★環境理解

構築の話に入る前に動画配信やTwitterの様子を踏まえた現状のランクバトルの印象について。

 

発売直後はドラパルトやミミッキュを中心に据えて撃ち合いを重視した対面構築が流行し、対面構築に対抗するためにサニーゴドヒドイデを採用した受け回しが躍進、受け回しを崩すためにトゲキッスサザンドラといった崩しを採用した構築が出てきている。かなり環境の変化が早いが、本作では個体の用意が容易なことも一因か。

 

特に注意を払う必要のある個体及び組み合わせについては以下の通り。本構築を組み上げるタイミングで考慮できていたものとそうでないものはあるが、少なくとも今のタイミングでは以下に薄い構築は使わない方が無難であろう。

 

・ドラパルト

弱点保険、スカーフ、鉢巻、眼鏡、襷、龍の舞、鬼火祟り目、壁張りと型が多く、安全に対処するのは困難。1:1交換以上を取られないような構築・立ち回りが求められる。

 

ミミッキュ

じゃれつく、シャドークロー、剣の舞、影打ち@命の珠で陽気AS。展開系構築ではエースをミミッキュに止められてそのまま試合終了とならないようエースの選定及び展開手法について注意を払う必要がある。

 

トゲキッス

エアスラッシュマジカルシャイン、大文字、悪巧み@弱点保険で臆病HS。バトンタッチが入るパターンもある。数値の高さもあり本作の目玉であるダイマックスを存分に生かした非常に強力な駒。

 

リザードン

ダイジェットでS上昇、ダイバーンでサンパワー発動とダイマックス前提ではあるものの、サブウェポンの範囲もあってかなり止めにくいダイマックスポケモン

 

ギャラドス

自信過剰とダイジェットの組み合わせが強烈。本作ではパワーウィップの習得もあってかなり止めにくくなった。

 

サザンドラ

悪の波動、ラスターカノン、身代わり、悪巧みで受けを破壊する。また、拘りアイテムとの相性も良く、眼鏡であればロトムを起点に火力を押し付けられて、スカーフであればスカーフと襷以外のドラパルトに打ち勝てる。

 

バンギラス

バンギラスを後出しから対処できるポケモン全般が環境的に向かい風で、気づくと刺さっている駒。ダイマックス+弱点保険に注意。特に竜の舞型は薄い選出をすると一気に試合を持っていかれる可能性大。

 

・対面構築

確定枠:ドラパルト、ミミッキュ

流動枠:ウォッシュロトムヒートロトムナットレイドリュウズ、アーマーガア、ジュラルドン、ヒヒダルマサザンドラ、ウィンディ、ギャラドストゲキッスリザードンバンギラス

 

ドラパルト、ミミッキュを中心として単体性能の高い駒を集めた形。一番マッチングするのはこの手の構築。

 

・受け回し

物理受け:サニーゴドヒドイデ、アーマーガア、バルジーナブラッキーカバルドン

特殊受け:バンギラスニンフィア、マホイップ、ブリムオン、カビゴン

タイプ受け:ナットレイトリトドン

積み対策:ヌオー

崩し:ドリュウズサザンドラトゲキッス

 

この辺りから6体選ばれることが多い。無抵抗だとボコボコにされるので1枠割いて崩しの駒を採用するのが無難。

 

・壁展開

始動要員:オーロンゲ、ドラパルト、ロトム、ジュラルドン

展開要員:トゲキッスアイアントリザードンギャラドスパルシェンバンギラスオノノクスローブシン

 

壁張りとして最も強力なのはオーロンゲだが、オーロンゲがいないからといって壁の線を切ってしまうと痛い目に合うので、両壁を張れるポケモンが相手にいたら警戒しておきたい。

 

 

★構築経緯

①まず注目したのはバンギラス。対処の難しいサザンドラヒートロトムに比較的安定して後出しできて、リザードンについてもダイジェットに合わせれば交換から対処可能。何よりカバルドンローブシンといったバンギラスに強い駒が環境的に逆風で殆ど見られないので強く使えるだろうと考えた。

 

バンギラスを使う上で厄介なのがドリュウズミミッキュあたりなので、それらを受けるためにアーマーガアを採用。バンギラスで特殊、アーマーガアで物理を流しながらサイクル戦を仕掛けていく方向で構築をまとめることにする。当初ドラパルトに対して物理ならアーマーガア、特殊ならバンギで相手をするつもりだったが、物理についても役割破壊の炎技が標準装備になりつつあるので注意が必要。

 

バンギラスとアーマーガアの2体だと水ロトムウインディが重く、低速の組み合わせということもあって事故で崩されやすいので、上から負荷をかけていけるドラパルトを3体目に採用。ドラパルトの苦手なスカーフサザンをバンギラスが、対面から負けるミミッキュをアーマーガアが受けられるので、ドラパルトが暴れまわる環境を作りやすい。

 

バンギラス、アーマーガア、ドラパルトの3体だとドヒドイデパルシェンが重いため、4体目にはウォッシュロトムを採用。アーマーガアとの組み合わせでとんぼ・ボルチェンを回しつつ、バンギラス・ドラパルトの決定力を押し付ける立ち回りが可能となる。

 

⑤ここまで電気が一貫しており、アーマーガアがボルトチェンジの起点になってしまうので、電気無効枠を採用したい。電気無効枠の中でも流行のミミッキュロトムに強いという点に魅力を感じ、ドリュウズを採用することにした。

 

⑥最後の枠に選択したのはミミッキュ。展開系の構築に対するストッパーとしての役割を期待しての採用となる。

 

 

★個別解説

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バンギラス砂起こし

意地っ張り H207(252)-A170(4)-B130-x-D120-S113(252)

噛み砕く ストーンエッジ 馬鹿力 炎のパンチ@拘り鉢巻

 

■配分・持ち物

火力と耐久に加えて無振りロトムや無振りアーマーガアといった低速ポケモンを抜ける程度の素早さも欲しかったので、HS鉢巻での採用。

 

■技構成

・噛み砕く

鉢巻の補強もあってゴースト対面から裏の鋼まで一貫する優秀なウェポン。

 

ストーンエッジ

リザードンヒートロトムを一撃で葬れる岩技は必須。裏への負荷を考えてストーンエッジを採用。

 

・馬鹿力

サザンドラ対面から裏のナットレイドリュウズに一貫し、相手のバンギラスやジュラルドンにも撃てる。

 

・炎のパンチ

パーティ全体でナットレイやアーマーガアが重くなったので採用。

 

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ドリュウズ型破り

陽気 H185-A187(252)-B81(4)-x-D85-154(252)

地震 アイアンヘッド 岩石封じ 角ドリル@突撃チョッキ

 

■配分・持ち物

スカーフロトムの奇襲で落とされるのは避けたく、偶発対面のサザンに1回居座れるように突撃チョッキ。全体的に重めな相手のフェアリーへの受け出しも安定する。

最速ロトムと最速トゲキッスは抜いておきたいので最速は確定、これ以上火力は下げたくないので陽気ASとした。

 

■技構成

地震

ロトムバンギラスに対する遂行技。

 

アイアンヘッド

ニンフィアトゲキッスといったフェアリーに対する遂行技。型破りのおかげで体力さえ残しておけばミミッキュを皮ごと葬り去れる。

 

・岩石封じ

リザギャラをホイホイ後出しされるのは苦しいので岩技は欲しい。岩雪崩と岩石封じで変わるラインがぱっと思いつかなかったので、ダイジェットや竜の舞での起点を回避できる岩石封じを選択。

 

・角ドリル

ドリュウズを見て出てくるアーマーガアを破壊する。ダイマックスでダイアタックとなるのも大きく、素早さダウン効果のおかげで壁下トゲキッスのダイジェット+弱点保険展開を咎めることができる。

 

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ドラパルト@クリアボディ

無邪気 H163-A172(252)-B96(4)-C120-D85-S213(252)

ドラゴンアロー ゴーストダイブ 鋼の翼 大文字@弱点保険

 

■配分・持ち物

持ち物については色々試したが、最終的にはダイマックスと合わせて初手出しが比較的安定する弱点保険とした。

 

・ドラゴンアロー、ゴーストダイブ、不意打ち、大文字@珠or襷

シャドーボール、流星群、不意打ち、大文字@珠or襷

シャドーボール、流星群、とんぼ返り、大文字@眼鏡

 

他の駒との持ち物の兼ね合いもあるが、これらの型も強力だった。

C無振りでもナットレイやアーマーガアへの大文字のダメージは十分なので無邪気AS。

 

■技構成

・ドラゴンアロー

説明不要のメインウェポン。

 

ゴーストダイブ

タイムラグがあり非ダイマックス時では使いにくい部分もあるが、相手のダイマックスターンを1ターン消費できるのが便利。

 

・鋼の翼

オーロンゲを見ても躊躇わずに選出できて、ダイスチルの防御アップ効果で対面ミミッキュとの撃ち合いを制することが出来るのが魅力的。初手性能をより高めるための技。

 

・大文字

アーマーガアやナットレイをしばく炎技は入れておきたい。ダイバーンでHナットレイを落とすために大文字を選択。

炎技を持たせておくとSで勝っていることもあって、アイアントのストッパーとなれるというのも大きい。

 

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ミミッキュ化けの皮

陽気 H131(4)-A142(252)-B100-x-D125-S162(252)

じゃれつく シャドークロー 剣の舞 影打ち@命の珠

 

■配分・持ち物

ここまで同族が多い中意地っ張りを使う勇気はなかった。

持ち物は影打ちの火力を底上げする珠。呪いのお札も悪くないが、珠が余っていたので持たせることにした。

 

■技構成

・じゃれつく

陽気ということもあって火力が心許ないので、撃つ機会はそれなりに多い。ダイフェアリーでミストフィールドを展開すればカバ、ヌオー、ブラッキーニンフィアあたりのあくびをかわせるのは覚えておきたい。

 

・シャドークロー

他に入れたい補助技も多いポケモンだが、じゃれつくを受けてくる鋼をがっつり削れるシャドークローは切り難い。受けポケモンを急所で無理やり崩せるというのもかなり大きい。

 

・剣の舞

耐久ポケモン剣舞込みで突破して、後続を剣珠影打ちで処理する流れはあまりにも美しい。

 

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ウォッシュロトム浮遊

控えめ H157(252)-x-B127-C172(252)-D127-S107(4)

放電 ハイドロポンプ ボルトチェンジ 悪の波動@拘り眼鏡

 

■配分

後攻ボルトチェンジから決定力を繰り出したいため控えめHC。麻痺したドラパルトを抜けるので素早さは4振り。

眼鏡以外は弱いのでロトムを使うなら眼鏡一択。

 

■技構成

・放電

10万ボルトと放電で変わる確定ラインが特に思いつかなかったので受け出しに来たサザンドラやドラパルトに3割麻痺を狙える放電。

 

ハイドロポンプ

実はそんなに使うことはないが、炎ポケモンや不意のカバルドンの処理を考えると必要。

 

ボルトチェンジ

ロトムで一番打つ技だが、電気無効枠に透かされた際のケアは選出段階でよく考えておく必要がある。

 

・悪の波動

トリックと迷ったが、サニーゴや水対面からナットレイやドラパルトに一貫し、トリトドンランターンといったガンメタポケモンがいても臆せず選出できる点を考えて選択。

シャドーボールでも悪くないが、ダイホロウの防御ダウンよりダイアークの特防ダウンの方が相性がいいので悪の波動を選択した。

 

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アーマーガア@ミラーアーマー

腕白 H205(252)-A107-B172(252)-x-D105-S88(4)

アイアンヘッド とんぼ返り 羽休め 鉄壁@ゴツゴツメット

 

■配分

鉄壁があるとはいえ、ミミッキュ相手に余裕があるわけではないのでHB振り切り。

持ち物はミミッキュの処理速度を速めるためにゴツゴツメット

 

■技構成

アイアンヘッド

ミミッキュへのダメージ量を考えて選択。

 

・とんぼ返り

この技の存在はかなり大きい。物理の流し際に撃つことで味方の無償降臨が可能。相手に負荷をかけにくいアーマーガアをガン受けではないサイクル構築に採用する場合半ば必須。相手のドリュウズについては角ドリル採用が多いので、1サイクル目では蜻蛉から入り、角ドリルを撃ってくるようであればドラパルトで叩く。

 

・羽休め

再生回復持ちなので受けはかなり安定する。

 

・鉄壁

ミミッキュギャラドスを止めるために採用。物理環境ということもあって、特殊を取り巻きで潰してアーマーガアで仁王立ちエンドといった展開も多い。

 

 

★選出パターン

バンギラス+アーマーガア+何か

基本選出。どこでダイマックス技を使うか、どのポケモンで詰めるか相手の選出で次第で変わってくるので、慎重な立ち回りが必要。

ラス枠の選出率はドラパルト>ロトムドリュウズミミッキュ

 

・ドラパルト+ミミッキュ+何か

受け回しが成立しない場合の選出。弱点保険ダイマックスドラパルトの初手性能とミミッキュの誤魔化し性能に任せて1:1交換以上を狙っていく。

ラス枠はクッションとしてロトムかアーマーガアを出すパターンが多い。

 

・その他サイクル選出

サザンドラ、ドラパルト、ナットレイがおらずウォッシュロトムの通りがいいならロトム+アーマーガア+何かのとんボル展開、アーマーガアの役割が薄かったらロトムドリュウズ+何かで撃ち合い。

 迷ったときはドラパルトミミッキュと通りの良さそうな駒を選んでおけばミスりにくい。

 

 

★所感

とりあえず環境的に強そうなポケモンと環境的に強そうなポケモンに強そうなポケモンを集めて構築を組んでみた。採用率の高いところから引っ張ってきている感はあるのでそれなりに使いやすい構築ではあったが、毎試合ギリギリの展開であることが多く、圧倒的な勝利を収めることのできた試合はそう多くなかった。(同じような駒を採用したミラーが頻発するというのが理由として大きかったような気はするが・・・。)

 

何戦か対戦してみたところ、本作はやはりダイマックスがカギを握っていると感じた。ダイマックスまで考えると相手の動きに対応する方針で構築・選出を詰めていくのはかなり難しい。そのため、相手のダイマックスに対して受動的にダイマックスを切って対応するよりは、構築段階でダイマックスするポケモンを選定し、能動的にダイマックスを展開していく構築を考えるのが望ましいと考えている。

 

本構築はここで使い納めとして、次に使用する構築についてはダイマックスを中心に据えて考えるつもりである。本構築について、マスター帯まで勝率7~8割程度でいける構築にはなっていると思うので、まだシングル用の個体は揃っていないがとりあえず潜ってランクバトルの様子を見てみたいという方はレンタルコードより使用していただけると幸いだ。

 

ポケモンモチベ高いのでどんどんやっていくよ~~。