癒しの鈴

ローテーションバトルにおいて状態異常対策として用いられる癒しの鈴。神秘の守りとの違いは味方が状態異常を受けてから発動することができるためターンを無駄にしなくて済むという点である。しかしながら癒しの鈴を組み込んだだけで状態異常対策は万全と安心するのは危険である。

VS

ユクシーカイリュー対バレルパルシェンのケースを考えてみる。

1ターン目 カイリューの竜の舞 モロバレルのキノコの胞子 カイリューが眠る
2ターン目 ユクシーの癒しの鈴 パルシェンの殻を破る   カイリューが起きる

場の状態は満タン竜舞カイリューと満タンユクシー、満タン殻を破るパルシェンと満タンモロバレル。残りのポケモンにもよるのでこの4体だけでは有利不利の判断は出来ないが、少なくとも癒しの鈴側が有利というわけではないことはわかっていただけるだろう。

癒しの鈴が状態異常対策として有用であることは間違いないが、状態異常を使う側も癒しの鈴の存在は重々承知している。そのため癒しの鈴で試合のペースを握られないような工夫をしてくることだろう。癒しの鈴をどのように立ち回りの中に組み込んでいくか構築段階で意識することが大切である。