ラティハッサムコバル＋今だから言えるローテ紅白戦大将戦の裏話
| 種族 | 技１ | 技２ | 技３ | 技４ | 持ち物 | 特性 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ラティアス | 竜の波動 | 波乗り | サイコショック | 草結び | 拘り眼鏡 | 浮遊 |
| ハッサム | バレットパンチ | 虫食い | 剣の舞 | 電光石火 | 命の珠 | テクニシャン |
| FCランドロス | 地震 | ストーンエッジ | 逆鱗 | 瓦割 | 拘りスカーフ | 威嚇 |
| コバルオン | インファイト | 聖なる剣 | アイアンヘッド | ストーンエッジ | 拘り鉢巻 | 正義の心 |
| 水ロトム | １０万ボルト | ハイドロポンプ | 日本晴れ | 光の壁 | オボンの実 | 浮遊 |
| シャンデラ | シャドーボール | 火炎放射 | トリックルーム | 目覚めるパワー（氷） | 気合の襷 | 貰い火 |
ラティアス
臆病 H175(156)-x-B122(92)-C131(4)-D151(4)-S178(252)
・A200ガブリアスのダブルチョップを最高乱数×２以外耐え
・C161キングドラの珠竜波動を確定耐え≒雨珠ハイドロポンプを２耐え
・C172トゲキッスのエアスラッシュ３耐え
ハッサム
意地っ張りHA
ランドロス
陽気AS
コバルオン
陽気 H167(4)-A137(212)-B150(4)-x-D97(36)-S176(252)
・鉢巻エッジでH155-B101ラティオス最低乱数×２以外２発
・鉢巻聖剣でH183-B116ガブリ、H177-B121ハッサム最低乱数×２以外２発
・鉢巻インファでH198-B127ドラン、H181-B152ナット確定
・鉢巻きインファでH181-B162(A181テラキのインファ耐え)ナットレイ乱数1発（11/16）
・A187ドリュウズの地震最高乱数以外耐え
・C182ラティオスの眼鏡竜波動最高乱数×２以外２耐え＝眼鏡サイコキネシス最高乱数以外耐え
・C105パルシェンのC＋2ハイドロポンプ乱数耐え（11/16）
水ロトム
控えめ H157(252)-x-B128(4)-C143(36)-D147(156)-S114(60)
穏やか H157(252)-x-B128(4)-C143(140)-D147(52)-S114(60)
・C161グドラの眼鏡竜波動≒C182ラティオスの珠竜波動をオボン込みで最高乱数×２以外２耐え
・１０万ボルトでH155-D100トルネ乱数１発(15/16)
・ハイドロポンプでH183-D105ガブ確定２発
・準速バンギ抜き
シャンデラ＠襷
控えめ H137(12)-x-B115(40)-C215(244)-D110(0)-S127(212)
・意地っ張り鉢巻ガブリアスのダブルチョップで乱数２発(16.57%)
・無振りラティオスをシャドーボールで高乱数1発（14/16)
全体解説
構築のスタートは珠ハッサム。自分はローテ構築において相手の壁展開や高耐久ポケモンに対する解答となる積みポケモンは準必須であると考えている。相手の耐久ポケモンの悠長な展開に合わせて毒や滅びといった小技を使うのは相手のペースに乗せられているようなものなのでどうにも好きになれない。高耐久ポケモンの隙をついて積むことで取り巻きごと葬り去るのが勝ち方としては理想的。積みポケモンとしてハッサムを選択した理由は以下に示す。
ローテにおける積みポケモンとしてメジャーなポケモンにはカイリュー、パルシェン、ハッサム、バシャーモの４体がいる。カイリューやパルシェンは舞わずに戦う場合の性能がそれほど高くなく、バシャーモは壁展開に対しては強めだがクレセリアやサマヨールといった高耐久ポケモンに対する解答としては不十分。そこで積まずに戦う場合でも性能を十分に発揮できて、舞うとさらに強力になる珠ハッサムの採用を決めた。積みポケモンに対するマークはかなり厳しくなってきているので積まずとも性能を発揮できるという部分はかなり重要な要素であると思われる。
ハッサムと相性の良いポケモンとしてまず思いついたのはラティ。ハッサムの苦手な霊獣ボルトロスやカイリキーなどに対してラティが強く、ラティの苦手なバンギラスやメタグロスなどにハッサムが強いという優れた相性補完を誇る強力な組み合わせ。足の遅いハッサムに足の速いラティを合わせるというのも理に適っている。
この構築では眼鏡ラティアスを採用。ラティオスと違ってスカーフガブリアスやキングドラとの撃ち合いに強く、狙った相手を削る性能はラティオス以上である。草結びは重めの水、特にヌオーを削るための技。
３体目にはコバルオンを採用。ラティハッサムの苦手なヒードランに強く、岩の一貫性を消せる。耐性、素早さともに優れているので仕事をせずに落ちるということはまず無く、信頼の置ける格闘ポケモンである。
ここまでで型破り地震が一貫しているので飛行タイプが欲しい。今回は型破り地震の一貫性を消せる上に岩技が等倍で型破りドリュウズと砂かきドリュウズを同時に相手に出来る霊獣ランドロスを採用した。受け回す構築ではないため蜻蛉返りは切った。
水の通りが良く対雨に不安が残るため水ロトムを採用。眼鏡が余っていないのでオボンと日本晴れを持たせて対雨を見ることにした。光の壁を持たせることでさらに強固に対雨を見れるように。
最後の枠はかなり悩ましかった。欲しい性能は対トリル、対ブルンゲル、対キノガッサといったところ。シャンデラかモロバレルで迷ったが、追い風に対する切り返しを任せられて対ラティ性能の高いシャンデラを採用することにした。
紅白戦裏話
この面子で何戦か回していたのとほぼ同じ時期にたつのすけさんが紅白戦の構築が決まらずに困っていると言っていたのでこの構築を託すことにした。これと似た面子のラティハッサムテラキを使っていた時期があったので問題なく使えるだろうと考えたのである。ただたつのすけさんの意見でシャンデラの枠はモロバレルに変更することになった。
自分もモロバレルに変更して回してみたがどうにも火力不足気味で使いにくい。そこでラティアスをラティオス、オボンロトムを眼鏡ロトムに変更した方がいいのではないかと思って相談しようとしたところ、パーティーの提出期限を過ぎてしまい変更できなくなってしまった。たつのすけさんも火力不足だと感じていたとのことだが、パーティーの中身はもう変えられないのでこの面子でどうにかするしかない。
ラティアスに壁を入れたり、コバルオンに剣舞を入れたりと色々試したらしいが、スカイプで相談しながら考えていったところ最終的に構成は以下のようにまとまったとのこと。
使いにくさを感じると言っていたラティアスの部分をうまく構築に合った形にしたのは流石ですね。
今回自分は紅白戦には参加しなかったが、紅白戦の期間中一緒に構築を考えたこともあって今回はたつのすけさんを応援することにした。ラティアスの部分にどうしても不安が残り、構築を渡したことで却って足を引っ張ってしまったのではないか内心冷や冷やしていたが、無事勝ってくれたのでホッと胸を撫で下ろした。たつのすけさん改めて紅白戦大将戦の勝利おめでとうございます。
所感
構築の方に話を戻す。どのポケモンもまず一撃では落とされずほぼ確実に１回以上行動出来るため、相手の４体を味方の誰かの圏内に入れて殴り勝つという動きがしやすい構築であり非常に使いやすい。
基本的にラティハッサムランドコバルウォッシュの５体で回るのでラス枠に何を採用するかは非常に悩ましい。シャンデラやモロバレル以外にも候補は何体かいるため色々と試しながら決めていこうと思う。
