バンドリュブシン


種族 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
バンギラス 噛み砕く ストーンエッジ けたぐり 冷凍パンチ 拘り鉢巻 砂起こし
ドリュウズ 地震 岩雪崩 アイアンヘッド 地割れ 拘りスカーフ 型破り
ラティオス 竜の波動 サイコキネシス リフレクター 光の壁 ハバンの実 浮遊
FCボルトロス 10万ボルト 草結び 目覚めるパワー(炎) 高速移動 命の珠 蓄電
ローブシン ドレインパンチ マッハパンチ ビルドアップ ストーンエッジ 黒帯 根性
ドータクン サイコキネシス トリックルーム 催眠術 神秘の守り ラムの実 浮遊


全体解説

バンドリュラティの課題であった砂ミラーを解消するためにローブシンを採用。それに伴い面子を一部変更した。


個別解説

バンギラス@鉢巻
意地っ張り H200(196)-A187(124)-B132(12)-x-D121(4)-S103(172)
噛み砕く エッジ けたぐり 冷パン

・H155-B101ラティオスを鉢巻エッジor冷パンで確定1発
・H177-B121ハッサムを鉢巻けたぐりで乱数2発(97.94%)
・H197-B127ヒードランを鉢巻噛み砕くで確定4発(身代りを確定で破壊)
・A161パルシェンのA+2つららばりのダメージが17.0%〜21.0%
・準速ラッキー抜き

最初は襷での採用を考えていたが、ハッサムにエッジを2発当てないといけない、ナットレイに文字を合わせないといけない、ニョロトノキングドラモロバレルに対するダメージが足りない等とかなり使いにくさを感じる場面が多かったので鉢巻に変更した。

ハッサムとの競争に勝てるようにSを伸ばしてみた。相手のニョロトノも先手で殴れる。

バンギラスを採用する以上はエスパーを殴るための噛み砕く、飛行を殴るためのエッジは確定枠。けたぐりや冷凍パンチはヒードランテラキオンボルトロスガブリアスといったような、バンギラスの役割対象のポケモンバンギラスを意識して出てくるポケモンという並びをまとめて殴れる場面が出てくるため、トリックルームから一掃を狙うために採用することにした。

ドリュウズ@スカーフ
陽気 H185(0)-A185(236)-B83(20)-x-D85(0)-S154(252)
地震 岩雪崩 アイアンヘッド 地割れ

・H177-B121ハッサム地震で乱数2発(98.63%)
・A200ガブリアスの逆鱗を乱数2耐え(24.47%)

竜とのタイマン性能を底上げするためにスカーフを持たせた。低速気味な面子の中に1体高速ポケモンが追加されるのは非常に大きく、重宝する場面が多かった。

メインウェポンの地震は確定、飛行タイプを殴るための岩雪崩、一致技であり飛行を含む並びに対して安定した命中で詰めることができるアイアンヘッドを採用。最後はローブシンの苦手な高耐久ゴーストやエスパーを潰しにかかれる地割れを採用した。

ラティオス@ハバン
臆病 H155(0)-x-B104(28)-C179(228)-D130(0)-S178(252)
竜波動 サイキネ リフ 光の壁

・A200ガブリアスの逆鱗をハバン込みで確定耐え
・A200ガブリアスのダブルチョップをハバン込みで最高乱数×2以外2耐え
・H183-D105ガブリアスを竜の波動で乱数1発(11/16)
・H165-D105カイリキーをサイコキネシスで確定1発

ローブシンとのシナジーを考えて壁張りラティオスを採用。ローブシンはミラーにおいてバンドリュには強いものの、ラティオス、サンダー、水ロトムといった特殊アタッカーには後手に回ってしまう。そこでラティオスによる光の壁の補助によって特殊火力を削ぎ落とすことでローブシンによる全抜きを狙っていく。

どうして壁張りとしてラティアスではなくラティオスを採用したかというと、対カイリキー性能が欲しかったからである。また副次的な効果として火力の高いラティオスを採用したことで、この枠に壁張りだけではなく序盤の削りや終盤の掃除といった役割を期待することができるようになった。

ハバンの実はラティオスミラーやガブリアスの逆鱗を考慮して持たせた。特にスカーフガブリアスの逆鱗を初手から撃ってくる相手が非常に多く、ハバンで返り討ちという場面はそれなりにあった。

この構築におけるあらゆる駒と相性が良く選出率は最も高くなるだろうと思われる。相手の選出を見てどのように使うか慎重に判断したい。

ボルトロス@珠
控えめCS
10万ボルト 草結び 目覚めるパワー(炎) 高速移動

対雨性能が欲しかったので珠高速移動での採用。ゲロゲ雨に出していくことになるので草結びは確定。珠を持たせることでH197-D132(C182ラティオスの眼鏡流星耐え)ニョロトノが確定2発となるためニョロゲロゲに一貫した打点となる。

ハッサムブルンゲルのような鋼+水という組み合わせ相手に撃っていくために10万ボルトを採用。グドラを珠10万+珠ダメージで乱数下2個切って落とすことができるのでトノグドラに出すという選択肢を持てるようになる。

最後の枠には目覚めるパワー炎を採用した。ラティオスドータクンナットレイに対してほぼ無抵抗であるため打点は多めに持っておくべきだろうと判断。ナットレイは残飯や宿木による回復を考えると過労死を狙いにくいポケモンなので気をつけたい。重めなハッサムを1発で処理することができ、霊獣ボルトロスに対する打点ともなるのは気合玉にはない利点。C215珠めざ炎でH175-D100(C216シャンデラの大文字耐え)ボルトロスが乱数2発(13.14%)であり、オボンを考えるとあまり有効な攻撃手段だとは言えないが、相手の霊獣ボルトロスに対して全くの無抵抗でなくなるという点が重要である。ただこの構築は相手の霊獣ボルトロスから目覚めるパワー氷を撃たれることが多いので、ラティで受けながら持ち物を判別してボルトロスをどう動かすか判断したいところではある。

ローブシン@黒帯
勇敢 H202(176)-A203(200)-B115(0)-x-D102(132)-S45(0)
ドレパン マッパ ビルド エッジ

・黒帯ドレインパンチでH183-B116ガブリアスを乱数2発(96.91%)
・C172水ロトムの眼鏡ハイドロポンプを最高乱数以外耐え

積まずともある程度の火力を発揮してほしいと感じたため火力を伸ばして黒帯を持たせた。火力のラインとしてはA203黒帯ドレインパンチはH177-B121ハッサムに対して85〜102ダメージ、ビルド1積みA178ドレインパンチはH177-B121ハッサムに対して93〜111であり、よくある耐久ブシンの一積みよりやや低めの火力だと覚えておきたい。

特殊耐久を削って火力を伸ばした関係上ローブシン同士の撃ち合いにはそこそこ強めになった。壁ブシンミラーである程度強気に動くことが出来る。

サブウェポンとしてはエッジを選択。ローブシンの苦手とする飛行、エスパー、ゴーストを広く浅く見ることができるため、困ったら選んでおいて損は無い選択肢。実際にしっぺ返しと冷凍パンチは試してみたが、しっぺ返しではカイリュートルネロスなどを殴れず、冷凍パンチではブルンゲルシャンデラなどを殴ることができないという点が気になり、ストーンエッジと比べると使い勝手が悪いと感じることが多かった。

黒帯に加えてもうひとつ持ち物を持てると考えると鉄の拳ローブシンは非常に強力だと思われるが、熱湯を撃ってくる水との撃ち合いやヒードランの大文字の火傷などを考えるととてもではないが根性を手放すことはできないと感じた。

ドータクン@ラム
呑気 H174(252)-x-B178(204)-C99(0)-D143(52)-S34(0)
サイキネ 催眠術 トリル 神秘

・A200ハッサム剣舞珠虫食い最高乱数以外耐え
・C161キングドラの雨珠ハイドロポンプで乱数1発(2/16)

ここまでで鋼がやや耐久に不安が残るドリュウズだけであり、受けが甘めなのでトリル役には鋼の耐性を持つドータクンを採用。トリル役の中でもローブシンとの相性は非常に良好。タクンがブシンの苦手な飛行エスパーを受けられて、ブシンがタクンの苦手なヒードランジバコイルに対する打点を持っているからである。

対バレルがやや甘めなのでラムの実と神秘の守りを持たせることした。


選出パターン

基本選出

oror

壁ブシン選出。ラティの壁とタクンのトリルからブシンを動かす。バンギラスは前、ドリュウズは横に置きましょう。


対追い風パ

or

相手の追い風展開を壁ブシンと2枚鋼で凌ぎたい。ハッサムがいる場合はブシンの枠をボルトに変える。


対トリパ


トリル役をバンギラスで押さえつけて、壁展開で有利に立ち回りたい。トリルを発動された場合はブシンタクンで捌く。


対雨パ

or

雨バレルパルシェンに対しては高速移動ボルトロス、雨バシャボルトに対してはビルドブシンで攻める。連戦になると前にニョロトノとすいすいを並べてくる不届き者がいるのでこっそりバンギラスを勇敢にして先頭に置いて、後ろにドータクンを置きましょう。


対砂パ


ゴーストにさえ気をつければ壁ブシンで有利に立ち回れる。ハッサムは絶対初手で動いてきたのでボルトのめざ炎で狩れていたが、連戦した人やこの記事を読んだ人には通用しないのでタクンをドリュにしましょう。


対霰パ

or

またもや壁ブシン。トルネロスシャンデラがいる場合はラティオスが動きにくいため代わりにボルトロスを選出。


所感

完全に壁ブシン強い。ゴーストかゴツメクレセがいなければ余裕で勝てる。ラティオスを採用していることもあって壁張りが読まれにくかったというのもあるのだろうか。今回はバンドリュ偽装壁ブシンといったような中身だったが、砂かきドリュウズを採用してもかなり強かった。


種族 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
バンギラス 噛み砕く ストーンエッジ 大文字 砂嵐 気合の襷 砂起こし
ドリュウズ 地震 岩雪崩 身代り 剣の舞 地面のジュエル 砂かき
ラティオス 竜の波動 サイコキネシス 波乗り 流星群 拘り眼鏡 浮遊
FCボルトロス 10万ボルト 草結び 目覚めるパワー(炎) 高速移動 命の珠 蓄電
ローブシン ドレインパンチ マッハパンチ ビルドアップ ストーンエッジ 黒帯 根性
ドータクン サイコキネシス 催眠術 トリックルーム 重力 ラムの実 浮遊

こんな感じでも強かった。というよりこっちの方が強いような気がしていたが、記事を書きなおすのも面倒だったため今回は上記の面子を紹介した。

型破りドリュウズの登場によってバンギドリュウズは選出画面で強烈な二択を迫る非常に強力な構築になった。特に選出画面に重力を使えるポケモンがいる場合はかなり選出に苦しめられる。取り巻きにスペックの高い駒が集まりやすいことがあり、バンドリュ選出以外も非常に強力なので個人的な評価はすいすい雨パと同等かそれ以上である。なぜかあまり見ませんがよくわからないですね。

今までバンギラス構築を考えるとミラーや対雨で躓くことが多かったが、この構築ではそれらに対する解答をきっちり出せていることもあり、かなり完成度の高い構築になったと自負している。中身についてはどうとでも手を加えることができる6体なので色々と試しながら使っていこうと思う。