2013 Winter Friendly

Hey guys! The 2013 Winter Friendly is coming soon.

URL:http://pglhelp.pokemon.com/en/gbu/2013_Winter_Friendly/

Competition Dates
00:00 UTC, Friday, February 15, 2013, through 23:59 UTC, Monday, February 18, 2013

Registration Period
00:00 UTC, Thursday,February 7, 2013, through 23:59 UTC, Thursday February 14, 2013

I build my team and write it in the lower page.


上記のページからわかるようにローテーションバトルの公式大会が開かれるということで自分なりに環境考察をしつつ構築を組んでみた。日本ROMからの参加ができないのは非常に残念。参加したい方は海外ROMを手に入れましょう。

ルールは簡単にいえばローテ版クリスマスカップ。禁止伝説や幻のポケモンが使い放題というド派手なゲームだ。

まずはキャラランクとともに環境雑感を。


S


A


B




まず意識しておきたいのはこのWinter Friendlyがアルセウスのゲームであるということ。カイオーガクラスのポケモンを葬り去る剣舞珠神速の破壊力は驚異的。それゆえに相手がアルセウスを使ってきた場合はS操作や壁といった剣舞の隙を見せるような戦術を主軸に据えた立ち回りがしにくくなっている。


基本的にはアルセウスを採用しない理由がない。アルセウスを採用するだけで相手のS操作や壁展開に一定以上の耐性がつく。ノーマルタイプはもちろんだがアルセウスミラーを制するゴーストタイプや相手のアルセウスに強くなりつつ霰耐性も補える鋼タイプも非常に強力。やはり構築の中心もアルセウスとなることが多いだろう。


Sランク

ディアルガ:相手のアルセウスの神速を半減しつつ、こちらのアルセウスの神速を受けてくる鋼やバンギラスを波動弾で、ギラティナを竜技で殴ることのできる優秀なポケモン。相手のアルセウスを牽制しつつこちらのアルセウスとの相性が良いということで構築に入ってきやすいポケモン

グラードンアルセウス剣舞珠神速を耐える物理耐久を持っており、相手のアルセウスディアルガに対して圧力をかけられるポケモン。ミラーを考えてアルセウスディアルガと組ませたい。

パルキア:禁止伝説の中で最速のドラゴン。禁止伝説を詰め込んだ構築はやはり多いと思われるので貴重な存在となるだろう。

ホワイトキュレム:実際に構築を考えてみると氷が一貫しやすく、気がつくとホワイトキュレムの吹雪連打が重い構築になってしまうことが多々ある。気をつけたいところ。


Aランク

カイオーガアルセウス、壁、天候変化を考慮するとかなり動きにくそうではある。霰パに入れて吹雪を撃ちまくるのが一番強そう。

ミュウツー:強力なポケモンではあるがどうにも中途半端なイメージが拭えない。ジュエルサイコブレイクで禁止伝説を狙い撃つかノオーキュレムと組ませて吹雪を撃ちまくるのが強いだろうか。

ルギア:高耐久+マルチスケイルを活かして補助に徹するのが良さそう。剣舞物理や吹雪が飛び交う環境では瞑想型は使いにくいか。

ホウオウ:霰パに強い駒として注目したい。地味に面倒くさいメタグロスナットレイシュバルゴ耐性を底上げできるというのも偉い。

ブラックキュレム:よくわからんけど逆鱗ぶっぱが強そう。


Bランクについては一部のポケモンに触れるに留める。

オリジンギラティナアルセウスの神速と地震を無効に出来る耐性はかなり魅力的。竜氷弱点はかなり厳しく思うようには動けなさそう。

テラキオンアルセウスディアルガを始めとして格闘の通りはかなり良さそうな環境。神速耐性を持つテラキオンはかなり強力。追い風鉢巻テラキオンアルセウスに強い勝ち筋だと言える。

シュバルゴ:鉢巻orジュエルメガホーンカイオーガクラスなら倒せる。トリルシュバルゴアルセウスに強い勝ち筋。

クレセリア:禁止伝説に見劣りしない耐久を持っておりトリル役としてかなり強力。壁も張れる。

コバルオン:火力が下がった代わりに霰耐性を手に入れたテラキオン。鉢巻を持てばアルセウスやHディアルガを落とす程度の火力は持てる。特殊耐久は低いのでインファイトを撃つとアイテムで強化された流星群や吹雪で落とされてしまう。

ナットレイ:禁止伝説の波動弾や不意の炎技を考えるとかなり動かしにくい。厄介なポケモンではある。

ユキノオーユキノオー自体は全く強くないが霰パーティー自体はなかなか厄介ということもやや高めに評価。2体に吹雪を撃てないユキノオーは伝説に対抗するだけのスペックはない。


解説はかなり偏っていると思う。これは自分の脳内環境においてアルセウスディアルガを中心とした構築が他の追随を許さないほどの強さを持っていると感じたからである。他に強力な構築だと感じているのはノオーキュレムを中心とした霰パーティー。上位陣に氷が一貫しているということもあり比較的吹雪ぶっぱが安定しやすい環境。


構築サンプルとしてはこのルールを聞いてからずっと考えていたアルセウスディアルガ軸のものを掲載する。


2013 Winter Friendly Team
アルセディアルギア 〜ExtremeSpeed Standard〜


種族 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
アルセウス 神速 瓦割 剣の舞 ドラゴンクロー 命の珠 マルチタイプ
ディアルガ 竜の波動 波動弾 トリックルーム 重力 ドラゴンジュエル プレッシャー
ルギア エアロブラスト 追い風 リフレクター 光の壁 ヤチェの実 マルチスケイル
グラードン 地震 岩雪崩 剣の舞 投げつける 黒い鉄球 日照り
ホウオウ 聖なる炎 ブレイブバード 羽休め 追い風 食べ残し プレッシャー
パルキア 亜空切断 流星群 ハイドロポンプ 波動弾 拘り眼鏡 プレッシャー

in English

Pokemon move1 move2 move3 move4 Item Ability
Arceus ExtremeSpeed Brick Break Swords Dance Dragon Claw Life Orb Multitype
Dialga Dragon Pulse Aura Sphere Trick Room Gravity Dragon Gem Pressure
Lugia Aeroblast Tailwind Reflect Light Screen Yache Berry Multiscale
Groudon Earthquake Dragon Claw Swords Dance Fling Iron Ball Drought
Ho-oh Sacred Fire Brave Bird Roost Tailwind Leftovers Pressure
Palkia Spacial Rend Draco Meteor Hydro Pump Aura Sphere Choice Specs Pressure

配分

種族 性格 配分
アルセウス 意地っ張り H195(0)-A189(252)-B141(4)-x-D140(0)-S172(252)
ディアルガ 控えめ H207(252)-x-B140(0)-C222(252)-D141(0)-S111(4)
ルギア 臆病 H213(252)-x-B140(0)-C110(0)-D175(4)-S178(252)
グラードン 意地っ張り H207(252)-A222(252)-B160(0)-x-D110(0)-S111(4)
ホウオウ 陽気 H213(252)-A150(0)-B110(0)-x-D175(4)-S156(152)
パルキア 臆病 H165(0)-x-B120(0)-C202(252)-D141(4)-S167(252)

in English

Pokemon Nature EVs
Arceus Adamant 252 Atk / 252 Spe / 4 Def
Dialga Modest 252 HP / 252 SpA / 4 Spe
Lugia Timid 252 HP / 252 Spe / 4 SpD
Groudon Adamant 252 HP / 252 Atk / 4 Spe
Ho-oh Jolly 252 HP / 252 Spe / 4 SpD
Palkia Timid 252 SpA / 252 Spe / 4 SpD


全体解説

アルセウスディアルガ、通称アルセディアの相性の良さは格付けの項で説明した通り。そこにサポート役としてルギアを加えることにした。アルセウスディアルガに一貫している地面と格闘を受けつつ豊富な補助技でサポートをすることができる。

更にアルセディアミラーを考えてグラードンを採用。このルールにおいて天候変化ができるというのもかなり重要。

ここまで氷が一貫しており霰パが相当きついのでホウオウを採用。聖なる炎で凍結による事故も回避できる。

最後はカイオーガギラティナに強いポケモンが欲しいということでパルキアを採用した。カイオーガギラティナユキノオーテラキオン、ホワイトキュレムバンギラスと迷走を極めた枠だがパルキアはそれなりにはまっているように思える。ただもう少し考える余地はあるかもしれない。


個別解説

アルセウス剣舞神速までは確定。残りの枠には鋼に対する打点となりつつ相手の壁展開を妨害できる瓦割とオリジンギラティナを殴れてそこそこ通りの良いドラゴンクローを採用した。ディアルガにも等倍で入る。


ディアルガ:最初は眼鏡で採用しようと思ったが、重くなりがちな相手のトリックルーム展開に対する対抗手段を持たせたいということでドラゴンジュエルを持たせてトリックルームを採用した。というのもこのルールではどの禁止伝説がトリックルームを張ってくるかわからず、相手のトリル展開を見据えて対トリル要員を選出するということはかなり難しいと判断したので出来るだけ基本選出で対応できる範囲を広げるのが合理的だろうと考えたからである。

ジュエルと金剛玉のどちらを採用するかは迷ったが、金剛玉よりは1発で落とせる範囲を広げるジュエルの方がより強力だと判断した。

重力はグラードンの補助として強い場面があるのではないかと思い採用した。あまり撃たないような気もするので流星群や大文字あたりを採用した方がいいかもしれない。


ルギア:補助技の候補は色々あるが今回は追い風両壁をチョイス。追い風によってグラディアのサポート、壁によってアルセグラの積みのサポート。あまり撃たないとは思うが一応攻撃技としてエアロブラストを採用。エアロブラストだとテラキオンを殴れない、PPが少ないということでサイコキネシスの方がいいかもしれない。

持ち物はマルチスケイルを貫通してルギアを落としてくる眼鏡ホワイトキュレムを意識してヤチェ。本当は光の粘土を持たせたい。


グラードン:初手で天候を奪うために鉄球を持たせた。最遅鉄球カイオーガに天候を奪われた場合はルギアの壁から展開する。相手のトリル展開に対応しやすくなり、ディアルガのトリルから動くこともできるので素早さを下げるメリットもある。意地っ張りでも鉄球を持たせれば最遅ノオーから天候を奪えて最遅90族より遅いのでこれ以上素早さを下げる必要はないと判断した。投げつけるで鉄球を消費した後は追い風から動くこともできる。

岩雪崩はホウオウを意識して採用。アルセウスグラードンの2体に一貫する聖なる炎はかなり厄介なので迅速に処理する手段が欲しかった。プレッシャー持ちが多いルールということもあってストーンエッジだとPP切れが怖い。

最初はアルセウスディアルガを含み並びに対してより強くなるように陽気ASで鉢巻や地面ジュエルを持たせようかと思ったが対天候と対トリパを考えて最終的に鉄球を持たせることにした。


ホウオウ:霰パ相手に粘り強く戦ってほしいのでHS配分の残飯持ち。これで控えめキュレムは抜かせる。ルギアの代わりに霰パに出ていくことが多いと考えたので追い風を持たせることにした。どくどくを持たせて耐久ポケモンの対処を任せようかと思ったが、そういったポケモンは大抵眠るを持っていると考えたので採用を見送った。耐久ポケモンは2枚の剣舞で十分に対応可能だろう。


パルキアパルキアが刺さっている相手を亜空切断連打で崩壊させるために眼鏡を持たせた。波動弾は対アルセディアや鋼、ハイドロポンプは対ホウオウを意識して採用した。


選出パターン

基本選出 その1


この選出が一番多くなると思われる。壁を張りつつアルセウスで積んで全抜きを狙うのがメインの勝ち筋。相手によってはトリルグラードンや追い風ディアルガで抜いていく。


基本選出 その2 


or

天候を奪う意味があまりない相手ならアルセディアルギア+パルキアorホウオウ。


対ミラー、霰


ミラーやノオーキュレム相手は基本選出その1のルギアの枠をホウオウに変更。ミラーの場合は聖なる炎でアルセウスの火傷を狙っていく。霰相手にグラードンの代わりにパルキアを選出してもいいかもしれないが、凍結による事故は回避したいのでグラードン優先だろう。


基本的にはアルセウスを選出しない試合はないだろうと思われる。パルキアはどこと入れ換えてもそれなりに機能するので刺さっている相手にはガンガン出していきたい。


所感

クリスマスカップではアルセウスディアルガグラードンやノオーキュレムミュウツーが多かったと聞いているので多分この大会もそんな感じになるのではないだろうか。わざわざローテーションバトルの公式大会に出てくる外人ということもあって相当手強い相手が揃っていると予想している。油断して食われることがないようにしたい。

構築の方は回す環境がないということもあり固まり切っていない部分がある。参考になる部分だけ取り入れていただきたい。

どうして大会が始まる前に構築を晒したかというと手元には北米ROMどころか個体がなく、忙しいのでとてもではないが大会に参加することはできないと考えたからである。とはいえせっかく構築を考えたので記念として記録に残しておこうと思ったので記事にしてみた。

はじめは海外の大会ということもあって全文英語で記事を書いてみようと思ったが想像以上に面倒くさかったので断念。構築の内容を英語で表記するに留まった。もう少し時間に余裕がある時ならばやってみても良かったのだが。