バンドリュキッス その2


種族 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
バンギラス 噛み砕く 投げつける けたぐり 冷凍パンチ 黒い鉄球 砂起こし
ドリュウズ 地震 岩雪崩 アイアンヘッド 剣の舞 気合の襷 砂かき
トゲキッス エアスラッシュ 追い風 トリック 羽休め 拘りスカーフ 天の恵み
ドータクン サイコキネシス トリックルーム 砂嵐 重力 オボンの実 浮遊
キノガッサ タネマシンガン マッハパンチ 剣の舞 ローキック 命の珠 テクニシャン
シャンデラ シャドーボール 火炎放射 トリック オーバーヒート 拘り眼鏡 貰い火

配分

種族 性格 配分
バンギラス 勇敢 H207(252)-A204(252)-B131(4)-x-D120(0)-S59(0)
ドリュウズ 意地っ張り H185(0)-A205(252)-B81(4)-x-D85(0)-S140(252)
トゲキッス 控えめ H161(4)-x-B115(0)-C189(252)-D135(0)-S132(252)
ドータクン 生意気 H173(244)-x-B144(60)-C99(0)-D178(204)-S34(0)
キノガッサ 意地っ張り H137(12)-A195(220)-B101(4)-x-D92(92)-S113(180)
シャンデラ 控えめ H149(108)-x-B111(4)-C216(252)-D111(4)-S118(140)


全体解説

前回のバンドリュキッスではガブリアスをエアスラ+地震で落とすためにドリュウズには命の珠を持たせていた。しかし、弱点の多いドリュウズは反撃で落とされやすいので序盤から積極的に動かすことが難しく、トゲキッスが怯ませるかどうかに勝敗が委ねられる試合が多かった。

そこでドリュウズを意地っ張り、トゲキッスを控えめにすれば9割でガブリアスが落ちるというところに着目。性格を変更することでドリュウズには弱点の多さを補える気合の襷を持たせることができた。ちなみにHハッサム程度ならば205地震+189エアスラで落とせる。

バンドリュキッスにおいて重力トリル役は準必須である。今回はトリル重力に加えて砂嵐からドリュを動かすことのできるドータクンを採用。

バンドリュキッスタクンで厳しいのは砂ミラー。そこで相手のドリュウズ対策としてキノガッサを採用。ローブシンとどちらを採用するか迷ったがブルンゲルに隙を見せないという点を評価した。

最後の枠に欲しい条件はハッサムに強い、ナットレイに強い、ブルンゲルに強い、格闘に強いといったあたり。これらを満たす夢のようなポケモンであるシャンデラを採用した。


個別解説

バンギラス@黒い鉄球
勇敢HA
噛み砕く 投げつける けたぐり 冷凍パンチ

雨パや霰パに対して初手バンドリュキッスの選出を確定させるために鉄球を持たせた。

技構成はクレセリアサマヨールを削るための噛み砕く、溶ける1積みブルンゲルを半分削れる投げつける、あとは身代りを絡めて攻めてくるヒードラン対策のけたぐりと重めのガブリアスを処理するための冷凍パンチ。

204投げつける+205剣舞地震で溶ける1積みHBブルンゲルが9割方落ちるので、ブルンゲルを見てもドリュウズ剣舞を積みやすくなる。

欲しいと思う場面があまりなかったのでまさかのエッジ切り。エッジを切る弊害としてまず思いつくのは対霊獣ボルトロスや対ラティドランあたりだが、霊獣ボルトロスはエアスラ+砂ダメ+冷パンで落とす、ラティドランはドリュウズの重力地震でまとめて縛るという立ち回りをする。


ドリュウズ@気合の襷
意地っ張りAS
地震 岩雪崩 アイアンヘッド 剣の舞

鉄板の技構成。よほどの理由が無いかぎり襷ドリュウズならこの構成で使いたい。


トゲキッス@拘りスカーフ
控えめCS
エアスラッシュ 追い風 トリック 羽休め

メインウェポンのエアスラッシュドリュウズを動かすための追い風、面倒な相手に撃つためのトリックまですんまり決まってラス枠をどうする悩んでいたところ、トリック+羽休めでクレセリアブルンゲルナットレイといった面倒な相手を潰せるのではないかと考えて使ってみた。使用感はなかなか悪くなかったのでそのまま採用した。

ドリュウズはガッサに任せて、ナットハッサムはエアスラと地震で潰す方針で立ち回ることにしたので炎技は切った。


ドータクン@オボンの実
生意気 H173(244)-x-B144(60)-C99(0)-D178(204)-S34(0)
サイコキネシス トリックルーム 重力 砂嵐

・A200ハッサムのA+2虫食い耐え
・A205シュバルゴの鉢巻orジュエルメガホーン耐え
・C182ヒードランの大文字+霰ダメージを最高乱数以外耐え
・C172ロトムの雨眼鏡ハイドロポンプを最高乱数以外耐え

バンギラスを動かすためのトリックルーム地震を一貫させるための重力、ドリュウズを動かすための砂嵐までは確定。最後はタイプ一致技であり、格闘に対して抜群を取れるサイコキネシスを採用。

キングドラの雨眼鏡ハイドロポンプを耐えて欲しいので特殊耐久重視の配分。


キノガッサ@命の珠
意地 H137(12)-A194(212)-B101(4)-x-D92(92)-S113(180)
タネマシンガン マッハパンチ 剣の舞 ローキック

・珠ローキックでH181-B151ナットレイを乱数1発(12/16)
・C161キングドラの雨珠ハイドロポンプ耐え
・C161キングドラの珠竜波動最高乱数以外耐え
・準速ジバコ抜き

もう少し考えればもっといい配分があるかもしれないが、使い勝手がいいのでそのまま使っている。1回使ったらもう使わないだろうなと思っていた個体だったが、珠ガッサを採用するときはこの配分で採用することが多い。


シャンデラ@拘り眼鏡
控えめ H149(108)-x-B111(4)-C216(252)-D111(4)-S118(140)
シャドーボール 火炎放射 トリック オーバーヒート

・眼鏡火炎放射でH175-D100(C216シャンデラの大文字耐え)ボルトロスを確定1発
・眼鏡オーバーヒートでC182ラティオスの眼鏡流星群確定耐えのポケモンを最低乱数以外1発
・A200ガブリアスの逆鱗耐え
・C182ラティオスの眼鏡竜波動耐え
・最速カイリキー、準速ハッサム抜き

ブルンゲルシャドーボールで縛って欲しかったので持ち物は拘り眼鏡。

耐久ラインは動かし方をイメージしやすくするために前使ってた霊獣ボルトロスとほぼ同等のラインに設定した。

技構成はブルンゲルクレセリアに対する遂行技であるシャドーボール、鋼に対する遂行技である火炎放射、耐久ポケモンに撃つためのトリック、眼鏡流星耐えを崩すオーバーヒート。

オーバーヒートを撃つ場面は結構難しいので大文字やめざパあたりを採用した方が人によっては使いやすくはなるかもしれない。

トリックはナットレイブルンゲルの並びに比較的安定して撃ちやすい。ナットレイにトリックが入ったらシャドボ連打、ブルンゲルにトリックが入ったら放射連打が安定する。ただしブルンゲルが波乗りを選ぶタイミングで眼鏡を渡してしまうと返り討ちに遭うので気をつけたい。

実際に自分で使ってみる前は眼鏡シャンデラの有用性には懐疑的であったが、試してみるとなかなか強力なポケモンであるとわかった。それなりの耐久と素早さから高火力技を連打できるのはかなり優秀。今後は採用機会が増えるかもしれない。


選出パターン

8割方バンドリュキッス+タクン。キッスだけで勝てそうな相手にはバンドリュタクン+キッスを選出してキッスで詰める場合も。ただしカイリューパルシェンハッサムといった積みポケモンがいる場合は必ず前にキッスを置く。

シャンデラが刺さっている場合はバンギかキッスの代わりに選出。

ドリュウズミラーはキッスドリュガッサ+タクン。相手のドリュはガッサで処理。相手がドリュを出してこなかったら砂嵐からドリュを動かす。


所感

バンギに鉄球、ドリュに襷、タクンに砂嵐を持たせることで思考停止でバンドリュキッス+タクンを選出できる相手が格段に増えた。選出も立ち回りも楽な構築なのでかなり気に入っている。雨パを使っている時バンドリュキッスの並びがとてつもなく重く感じたので恐らく雨パに強い組み合わせ。

ガッサがミラー専用、シャンデラがほぼ見せポケになっているのには悲しいものがあるが出した試合ではしっかり活躍するし、それだけ基本選出で戦える相手が多いということなので特に問題は無いと思われる。見せ合いでちょっと嫌だなと感じたポケモンが出てこないことも多かったのでガッサシャンデラの2体は相手の選出に多大な影響を与えたことだろう。