自信過剰ボーマンダ

強力な夢特性が解禁されたのにもかかわらず、いまいち使用率が伸びないボーマンダ。自分なりにどのような型で運用するのが良いか考えてみました


その1 竜の舞型

基本的に竜舞カイリューの劣化だと考えています。カイリューはマルチスケイルにより比較的安全に竜舞が積める上に、神速の存在から襷パルシェンの牽制ができ、逆鱗の存在から火力や命中に悩まされる心配がないという点において優れています。それに比べてボーマンダは自信過剰による火力の上昇を考えても、壁や催眠などのサポートがないと安全に竜舞が積めず、1回舞っても破りパルシェンに上から殴られ、竜技は命中不安のドラゴンダイブか火力不足のドラゴンクローしか採用できないため、カイリューと比べて優れているとは言い難いです。

その2 拘り鉢巻型

拘り鉢巻型ではカイリューに加えてガブリアスとの差別化が問題になってきます。カイリューは神速の存在により追い風やトリルなどの補助がなくても上から殴りにいける点がボーマンダより優れています。ガブリアスは岩電気耐性により、追い風要員として採用されることが多いスイクントルネロスとの相性補完がそれなりによく、同時に選出しやすいという点がボーマンダより優れています。鉢巻カイリューや鉢巻ガブリアスを押し退けてまで鉢巻ボーマンダが構築に入ってくるかは怪しいところ。

その3 拘りスカーフ型

拘りスカーフを持たせる場合はガブリアスとの差別化が問題になります。スカーフガブリアスの利点は陽気最速で意地っ張り破りパルシェンが抜けることに加えて岩電気耐性を持っていることで、欠点は火力が足りないことです。ボーマンダの利点はやはり自信過剰の存在。スカーフ持ちでありながら火力不足に陥らないというのは素晴らしい。1体倒せばクローが逆鱗になり、逆鱗が鉢巻逆鱗になるというのはガブリアスには真似できない芸当ですね。意地っ張りスカーフで1舞陽気カイリュー、臆病スカーフキッスなどを抜けるためスカーフ持ちとして満たしていてほしいSラインは確保できています。耐久に振らなければスカーフガブリアス、スカーフテラキオンに一撃で始末されますが、まわりでカバーできる範囲でしょう。

上記のとおり自分は意地っ張りスカーフボーマンダのみを評価しています。以下に構築例を挙げます


構築例その1 ガブスイクンマンダ


種族 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
ガブリアス 逆鱗 地震 ダブルチョップ ドラゴンクロー 拘り鉢巻 砂隠れ
スイクン 波乗り 凍える風 追い風 日本晴れ ソクノの実 プレッシャー
ボーマンダ 逆鱗 ドラゴンクロー 瓦割り 地震 拘りスカーフ 自信過剰
ハッサム バレットパンチ 虫食い 剣の舞 電光石火 命の珠 テクニシャン
ヒートロトム 10万ボルト めざめるパワー(炎) トリック 拘り眼鏡 浮遊
サマヨール ナイトヘッド トリックルーム 凍える風 鬼火 進化の輝石 プレッシャー

ガブスイクン軸で相手をするのが面倒なラティオス対策としてスカーフボーマンダを採用。鉢巻ガブリアススイクンで場を荒らした後にボーマンダで締めるか、ボーマンダが暴れ回った後にガブスイクンで締めるという形が理想的な試合運び。他に目を引く点としてはサマヨールの型だろうか。サマヨールを起点に攻められることが多いので、せめてこご風と鬼火で起点になるのを回避できるように


構築例その2 ラティライコウマンダ


種族 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
ラティオス 流星群 竜の波動 波乗り サイコショック 拘り眼鏡 浮遊
ライコウ 10万ボルト めざめるパワー(氷) リフレクター 光の壁 光の粘土 プレッシャー
ボーマンダ 逆鱗 ドラゴンクロー 瓦割り 地震 拘りスカーフ 自信過剰
ヒードラン 大文字 竜の波動 身代り 挑発 風船 貰い火
ローブシン ドレインパンチ マッハパンチ ビルドアップ ストーンエッジ オボンの実 根性
ブルンゲル 波乗り シャドーボール 自己再生 トリックルーム 食べ残し 呪われボディ

ラティライコウ軸で相手をするのが面倒なカイリュー対策としてスカーフマンダを採用した形。ラティかマンダが場を荒らしてどちらかの攻撃が一貫する状況を作り出すか、壁トリルからローブシンで制圧するのが主な勝ち筋


自信過剰ボーマンダは決して弱いキャラではないため、使用率はもっと上がってもいいはず。現段階で使用率が低い理由は夢逆鱗タツベイの入手難易度の高さ故だろうか。開拓者求む