ゲロちんまん
種族 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|
ニョロトノ | 波乗り | 冷凍ビーム | 催眠術 | 雨乞い | 達人の帯 | あめふらし |
ガマゲロゲ | 波乗り | ハイドロポンプ | 身代り | 守る | 命の珠 | すいすい |
トルネロス | アクロバット | 追い風 | 身代り | ビルドアップ | 飛行のジュエル | 悪戯心 |
ジバコイル | 雷 | 10万ボルト | ラスターカノン | 目覚めるパワー(氷) | 拘り眼鏡 | 頑丈 |
モロバレル | キノコの胞子 | ギガドレイン | 身代り | 日本晴れ | 黒いヘドロ | 胞子 |
パルシェン | つららばり | ロックブラスト | 殻を破る | ハイドロポンプ | 気合の襷 | スキルリンク |
以前紹介したゲロちんまんの中身を自分で回してみた感想を踏まえて一部変更。
個別解説
ニョロトノ@帯
図太い H197(252)-x-B132(196)-C116(44)-D121(4)-S92(12)
波乗り 冷凍 催眠 雨乞い
・H183-D105ガブリアスを帯冷凍ビームで確定1発
・H155-D130ラティオスを帯冷凍ビームで確定2発
・A187ドリュウズのA+2地震を確定耐え
・A189バシャーモのジュエル飛び膝を確定耐え
・A200ガブリアスの鉢巻逆鱗を確定耐え
・追い風下で最速115族抜き
カイリューが重い構築なので冷凍ビーム、ゲロゲが電気を牽制することで強気に撃っていけるため催眠術を採用。雨乞いは相手の天候変化を上書きしてゲロゲを動かすよりも砂相手にパルシェンを動かすために必要になることが多かったので採用することにした。
まもるが入るスペースが無くなり、対追い風が面倒になると思ったので配分と持ち物を追い風から殴ってくるガブリアスを意識したものにした。帯冷凍ビームでガブリアスを縛るためにはC111あれば十分だが、構築全体で重めなラティオスを意識してもう少しCに数値を割いた。ラティオスが2発で倒れる威力の冷凍ビームならば控え目ゲロゲの雨珠ハイポンや控え目ジバコの眼鏡雷との連携でラティオスを落とすことができ、H4振りマルチスケイルカイリューを冷凍ビーム+控え目ゲロゲの雨珠ハイポンで落とすことができる。つまりここまでCを伸ばすことで構築全体で重めなドラゴンを連携で倒しやすくなるわけである。
一方波乗りのほうの火力はというと帯雨波乗りでH175-D127ドランが確定1発。つまりASバンギも確定1発。H191-D127ドランが乱数1発(68.8%)でH207-D121バンギが乱数1発(50%)となり、帯波乗りで無振りドリュウズが乱数1発(75%)で、無振りバシャーモが確定1発といった具合である。
素早さに関しては追い風からトノを動かして締める試合が思いのほか多かったため少し振ることにした。序盤から中盤にかけてゲロゲを失ってしまった場合は追い風からトノの波乗りで締めることがあるし、パルシェンを選出しない場合に追い風からトノの冷凍ビームの一貫を狙って立ち回ることもあるため、追い風からライコウを抜ける素早さは必要なラインであると感じた。厄介なライコウを倒す手段はできるだけ多く持っておきたい。
滅びの歌を切ったことによりブルンやサマヨの相手をするのが面倒になってしまったが、そこはトルネロスにビルドアップを採用することで解決を図ることにした。場合によってはトノの催眠でごまかしながら立ち回ることもある。
ガマゲロゲ@珠
控えめCS
波乗り ハイドロ 身代り 守る
命中安定の波乗り、雨下でガブサンダーカイリキーを縛れて、ラティを2発で落とすためのハイドロは確定で入ってくる。身代りはトノを狙ってくる電気技やトノの催眠を警戒して撃たれる挑発や神秘に合わせることでアドをとっていくために採用。身代りを見せることでトノを狙ったアクションがとりにくくなるのでトノが動きやすくなり、催眠から相手を崩しやすくなるという算段である。
最後の枠には追い風を凌ぐために守るを採用。スイクンを高速で処理できるポケモンがジバコイルしか存在しないが、そのジバコイルがスイクンより遅いために不利択が生じやすい。そこで追い風耐性を確保するためにゲロゲに守るを仕込むことにした。
他の技候補としてはマルチスケイルの潰れたカイリューを始末するための目覚めるパワー氷やユキノオーを処理するための気合玉が候補に挙がった。カイリューを見ただけでゲロゲが出しにくくなるのは問題であり、カイリューを処理する手段であるめざ氷を選択肢として持っておくのは悪くないとは思ったが、C116トノの帯冷凍ビーム+控えめゲロゲの雨珠ハイポンでH4振りカイリューが確定で落ちるというのとジバコイルやパルシェンがカイリューに対して打点を持てるので追い風耐性を確保するのが優先だろうと考えた。気合玉についてはノオー構築にゲロゲを出すことはあまりなかったため採用を見送った。
ラティオスの眼鏡竜波動+珠ダメージでかなりの乱数で落ちてしまうため眼鏡を持たせたいが、ジバコイルから眼鏡を取り上げることができなかったので珠を持たせることに。控えめジバコの眼鏡雷+控えめゲロゲの雨珠ハイドロで無振りラティオスやH4振りマルチスケイルカイリューを確定で落とすために持ち物は動かせない部分になってくる。
電気耐性によりトノやトルネを動かしやすくなり、ジバコミラーを見やすくなるのはグドラにはないゲロゲの持つ利点。その上特性のすいすいにより自身も雨下で強化されるため雨パの穴埋め要員としてだけではなく主役として活躍することができる。雨パの中心パーツであるトノトルネジバコを補佐しつつ攻撃の中心ともなるガマゲロゲは非常に強力なポケモンだと言えるだろう。
トルネロス@飛行ジュエル
陽気AS
アクロバット 追い風 身代わり ビルドアップ
ブルンやサマヨを突破しやすくするためにビルドアップを仕込んだが、この枠は雨乞いと悩んでる部分。草に対して強力な打点を持てるトルネロスと電気岩半減のガマゲロゲは相性補完に優れた組み合わせであり同時に選出したいケースが多く、トルネに雨乞いを仕込んだ場合は優秀なトルネゲロゲの組み合わせでトノを出さない場合でも雨乞いからゲロゲを動かすという手動雨パのような動きをすることができる。相手の構築に草、特にユキノオーがいる場合は水の一貫性があり、雨ゲロゲが刺さっている場合でもトノゲロゲ選出ができないということもあるので雨乞いはこれから試していきたい部分。その場合は高耐久ポケモンを突破するためにトノの滅びは切れない技になってくるだろう。
ジバコイル@眼鏡
控え目CS
雷 10万 ラスカ めざ氷
ラティオスを眼鏡雷2発で落とすために控え目。追い風からスカーフキッスを抜きたいからSぶっぱ。
技構成はメインウェポンの雷、非雨下で撃てる10万、バンギラティに一貫するラスカ、ドラゴンを処理するためのめざ氷。
ジバコイルに関しては毎回同じことしか書いていない気がする。
モロバレル@ヘドロ
生意気 H221(252)-x-B101(84)-C105(0)-D134(172)-S31(0)
ギガドレ 胞子 身代わり 日本晴れ
・A182ガブリの鉢巻き逆鱗耐え
・C182ドランの文字耐え
格闘の相手をしてもらうこともあるので物理耐久に少し振った。とはいえ主に受けてほしい相手は水電気なのでHDベース。
対トリパはバレルにほとんど一任するような形となっているのでトリパ耐性をより強固なものにするためにヘドロ+身代わりを採用。雨乞いの採用も考えたがゲロゲとバレルは対電気要員としてどちらかを選出することが多いのでバレルの雨乞いからゲロゲを動かすことは少なく、砂相手にはパルシェンの襷はトノで守ることが多いため、バレルの雨乞いが必要になる場面は少ないので不必要であると考えた。
対雨ではトノ、グドラorゲロゲ、電気、格闘という具合にバレルに任せたい相手は多くなりがちなので過労死を防ぐためのオボンも持ち物の候補として挙がってくるが、今回はバレルの負担は取り巻きで軽減することにして対トリパ性能の確保を優先することにした。
パルシェン@襷
無邪気AS
つらら ロクブラ 破り ハイポン
ゲロゲが控えめでスカーフガブリアス相手に先手で動かれるのでパルシェンには素早さ補正をかけることに。
技構成についてはつらら、破りは確定。ロクブラはパルシェンミラーおよび襷ノオーの処理手段の確保を考えて採用。最後は追い風から殴ってくるガブリアスを止められて、トルネロスやエルフーンの追い風を止められる氷の礫かヒードランに対する打点を確保できるハイドロポンプのどちらかの選択だが、追い風耐性はトノゲロゲの部分である程度確保できているだろうと考えたため、構築全体で辛い相手であるドランを突破するためにハイドロポンプを採用することにした。波乗りは破った状態でHドランを確定で持っていけず、雨下で無振りガブリアスを確定で倒せないのが気になったので採用を見送った。ハイドロポンプを当てられないようでは雨パは使えない。男ならハイポン当てんかい!
選出パターン
対ガブスイクン
ガブジバコハッサムに圧力をかけるためのトノゲロゲ選出。この2体だとスイクンが重いため高速で処理するためにジバコイル。シャンデラはトノゲロゲのどちらかで処理。カイリューはトノゲロゲジバコの3体の連携で処理。裏には追い風に対する切り返し、スイクンに対するダメージソースとしてトルネロスを選出。
対ウォッシュドラン
ロトムを受けるためにバレルを選出、対ガブドランを考えトノ、ラティバレルを処理するためトルネ。後ろにはハッサムのストッパーとしてジバコイル。
対ココドラン
対ドランを考えニョロトノ、対トルネアスココドラを考えパルシェン、対ローブを考えトルネロス。裏にはトルネの追い風から一掃を狙うためのジバコイル。ブルンゲルはトルネのビルド、トノの催眠、裏のジバコをうまく組み合わせて処理。
対霰スタン
ガブトルネサンダーを考えてパルシェン、ブシンを考えてトルネ、ドランを考えてジバコ。裏には対ガブドランを考えてトノを選出。ノオーはジバコかトルネで1:1交換を狙う。
対霰壁
ライコウの壁張りを牽制するためにパルシェン、カイリューを止めるためにジバコ、対カイリキーを考えてトルネ。裏には霰を消せて、ドランの削り、パルシェンの上からの圧力と合わせてカイリューを抑え込むためにニョロトノを選出。ノオーはジバコかトルネのどちらか、もしくはパルシェンの素ロクブラで削り、ブルンゲルはトルネジバコで削るかトノの催眠から崩す。
対雨ちんまん
トノグドラジバコを考えてバレルを選出、トルネに対してパルシェン、バレルに対してトルネ。裏にはパルシェンを止めるためのジバコイル。
対雨ラティ
対トノグドラジバコを考えてバレルを選出、バシャを牽制するためにトルネロス、ナットレイを削るためにパルシェンを選出。ラティはトルネとパルシェンの2枚で押さえつける。裏にはバシャーモのストッパー、ナットに対する削り、トノグドラの処理を任せられるジバコイル。表の3体の動き次第でジバコイルに何を任せるか決める。
対電磁波砂
対カイリキーに加えて味方を追い風から動かすためにトルネロス、対ボルトにガマゲロゲ、対ハッサムブルンにジバコイル。裏には対ガブバンギを考えてニョロトノ。表にバンギを置いてきたらトノをすぐに出して天候を奪うのもあり。ブルンを削ってゲロゲでの一掃を狙って立ちまわる。
対ラティハッサムテラキ
ラティを上から叩けてブルンを削れるトルネロス、ラティサンダーテラキを倒すためのパルシェン、ブルンハッサムを倒すためにジバコ。裏にはパルを砂から守るトノ。
対バンギドリュウズ
対ラティにパルシェン、対ハッサムにジバコ、対ロトムにバレル。裏には天候を奪うことでパルシェンを砂から守り、ドリュウズのSを奪うトノ。バンギはトノで天候をとってDを落としてから波乗りかジバコで削ってつらら圏内に入れるか、パルの雨ハイポンで落とす。サマヨはトノバレルの催眠から崩して行く。
所感
ニョロトノ:削り+補助
ガマゲロゲ:エース+削り
トルネロス:削り+補助
ジバコイル:削り+エース
モロバレル:補助+削り
パルシェン:エース
トノバレルの催眠やトルネの追い風からゲロゲジバコパルシェンを動かして制圧。ゲロゲのすいすい、トルネの悪戯心、ジバコの頑丈、パルシェンの襷という要素で手数を確保して確実に詰めていく。
立ち回りの幅が広く使っていてかなり面白い構築。雨ちんまんにガマゲロゲを採用したことで電気相手により安定した選出や立ち回りが出来るようになった。技構成や持ち物はまだ詰められる部分があると思うのでもっとよく考えたい。