雨パルガッサ
種族 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 特性 |
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ラティアス | 竜の波動 | 光の壁 | 願い事 | 神秘の守り | ハバンの実 | 浮遊 |
パルシェン | つららばり | ロックブラスト | 殻を破る | 氷の礫 | 気合の襷 | スキルリンク |
FCボルトロス | 雷 | 10万ボルト | 目覚めるパワー(氷) | 気合玉 | 拘り眼鏡 | 蓄電 |
キノガッサ | マッハパンチ | タネマシンガン | 剣の舞 | ストーンエッジ | 命の珠 | テクニシャン |
ニョロトノ | ハイドロポンプ | 冷凍ビーム | アンコール | 滅びの歌 | 神秘の雫 | あめふらし |
ドータクン | サイコキネシス | トリックルーム | 催眠術 | 日本晴れ | ラムの実 | 浮遊 |
全体解説
今回注目したのは夢特性テクニシャンを手に入れたキノガッサ。命の珠を持てば剣舞マッハパンチでH151-B115キングドラが確定1発、H181-B95ガマゲロゲが確定1発、H181-B191(ビリジオンのA142鉢巻インファイト)耐えナットレイが確定1発となり、マッハパンチでH185-B81ドリュウズが確定1発、H207-B131バンギラスが確定1発となるので対天候要因として有力な選択肢となり得るのではないだろうかと考えたからである。先手で胞子を撒くためにSを伸ばしているガッサが多いようだが、少しでも剣舞を積みやすくするために配分はHAベースにすることとした。
配分をHAベースにしたことでガッサをトリルから動かす筋を狙えるようになったためトリル役を採用することにした。今回トリル役として選んだのはガッサを一撃で落とす飛行技を半減することができるドータクン。催眠術でガッサの積みのサポートをすることも出来る。
ガッサタクンに2体に炎が一貫しているのでそれを緩和するためにニョロトノを採用。ニョロトノの苦手なブルンゲルやナットレイに対してガッサが強いのがうれしい。
ニョロトノを入れることで相手の電気の火力を強化してしまうのが厳しいので電気を無効化するポケモンは欲しい。ここでは電気に加えて型破り地震を無効化できて雨によって強化された電気技を撃つことのできるFCボルトロスを採用した。
対雨をガッサだけに任せるのは厳しいためラティアスを採用。最後は構築全体が竜に対して薄めなのでパルシェンを採用した。
個別解説
ラティアス@ハバンの実
臆病 H175(156)-x-B122(92)-C131(4)-D151(4)-S178(252)
竜波動 壁 願い事 神秘
・A200ガブリアスのダブルチョップを最高乱数×2以外耐え
・A204珠カイリューのA+1ドラゴンクローをハバン込みで最高乱数以外耐え
・C161キングドラの珠竜波動を確定耐え≒雨珠ハイドロポンプを2耐え
・C172トゲキッスのエアスラッシュ3耐え
雨を相手にした場合に比較的安定して2回動けるようになるハバンを持たせる。竜から縛られずに動くことができるというのも大きい。
技構成はメインウェポンの竜波動、雨相手にボルトガッサタクンの行動回数を確保するための光の壁、ガッサパルシェンの積みやタクンのトリルのサポートをするために願い事、対カイリキーガッサバレルを考えて神秘の守り。
パルシェン@襷
陽気AS
つらら ロクブラ 破り 礫
意地っ張りカイリューを素つららで始末するために陽気。鋼に対する打点は豊富にそろっているのでハイドロポンプは必要ないだろうと判断。様々な場面で重宝する氷の礫は出来れば切りたくない技。
FCボルトロス@眼鏡
控えめ H175(164)-x-B94(32)-C190(60)-D100(0)-S153(252)
雷 10万ボルト めざパ氷 気合玉
・A205メタグロスの鉢巻思念確定耐え
・A205メタグロスの冷凍パンチ+バレットパンチを最高乱数×2以外耐え
・A205ボーマンダの逆鱗を最高乱数以外耐え
・C182ラティオスの眼鏡竜波動+天候ダメージ確定耐え
・C216シャンデラの大文字確定耐え
構築全体のハッサム耐性が薄いのでボルトロスに眼鏡を持たせて仕留めることにした。C184でH167-D112(C200眼鏡10万最高乱数以外耐え)ハッサムが確定1発。眼鏡で火力を補うことにして耐久に多めに数値を割いた。
基本的にFCボルトロスは構築において耐性面の要となるため、オボン等の場持ちを重視したアイテムを持たせて採用するのが良いと考えているが、この構築のように攻めに寄った構築に採用するのならば眼鏡や珠等の強化アイテムを持たせるのは決して悪くないだろうと考えている。
ガブリアスに対してパルシェンとドータクン、ドリュウズに対してキノガッサとニョロトノ、FCボルトロスに対してラティアスとパルシェンなどというように電気受けに対する対抗手段は多いので電気技を拘ることにそれほど不自由は感じなかった。
また相手が電気技を意識した選出をしてきた場合にめざ氷や気合玉が一貫するということもあったので採用する構築さえ選べばFCボルトロスに眼鏡を持たせるのは有効であると感じた。
キノガッサ@珠
意地っ張り H157(172)-A199(244)-B101(4)-X-D91(84)-S91(4)
マッパ 種ガン 剣舞 エッジ
・A200ガブリアスの逆鱗最高乱数以外耐え
・雨下でC182ドランの大文字を最高乱数以外耐え
・C161グドラの珠竜波動+珠ダメージ耐え
・C161グドラの眼鏡竜波動を最高乱数以外耐え
・C216ボルトロスの眼鏡雷確定耐え
最初は格闘プレートを持たせるつもりでこの耐久調整を考えたが、剣舞プレートマッパはH151-B115キングドラに対して乱数1発(10/16)であり、信用出来る乱数ではないと感じたため珠を持たせることにした。耐久調整はあくまで目安として考えたい。
すいすいとナットレイ以外の雨パの主要な面子に対する舞珠マッパのダメージは以下の通り
・H197-B139ニョロトノに65%から75%のダメージ
・無振りボルトロス・トルネロスに60%から75%のダメージ
・無振りトゲキッスを乱数1発(12/16)
・H振りトゲキッスに80%から95%のダメージ
珠マッパはこんな感じ
・H155-B90バシャーモに6割5分から7割5分
・H126-B200パルシェンに7割から8割5分
技構成はマッパ種ガン剣舞は確定、ラス枠にはエッジを入れることにした。カイリュー、ボルトロス、ファイヤー、シャンデラといったガッサのメインウェポンを意識して出てきた相手に刺さるので、トリックルームからのエッジが一貫する場合は多い。
他の技としてはキノコの胞子、ドレインパンチ、めざましビンタが候補に挙がった。
キノコの胞子についてはこれを打つよりも剣舞を積むか殴ったほうが有効な場面が多かった。
ドレインパンチは珠ダメージの蓄積を回復出来るためサポートがなくても動きやすくなるのではないかと考えたが、火力不足気味。
めざましビンタは珠ビンタでHドラン確定、舞珠ビンタでH187-B151グロスを乱数1発(10/16)、H197-B139ニョロトノを乱数1発(12/16)、珠ビンタ+珠マッパで無振りガブリアスが確定となかなか魅力的な火力を持っていたが、基本的には格闘技を打つならマッハパンチでいいことが多かったので採用を見送った。どうしてローキックやはっけいではなくめざましビンタなのかというと、ローキックのSダウンやはっけいの麻痺はトリルからの展開に支障をきたすと考えたからである。
ニョロトノ、メタグロス、ハッサムとのS関係がはっきりしないがために立ち回りの方針が確定しないことが多かったので勇敢最遅個体を採用する方がいいかもしれないと感じた。
ニョロトノ@神秘の雫
冷静 H197(252)-x-B95(0)-C156(252)-D121(4)-S67(0)
ハイポン 冷凍 滅び アンコ
・A187ドリュウズの鉢巻き地震確定耐え
・雨雫ハイポンでH183-D105ガブリアスを確定1発
ハッサムの重さを解消するためトノも火力を引き上げた型を採用することにした。雨雫ハイポンの威力はすさまじく、ガブボルトハッサムカイリキーをトリル下でまとめて縛ることができる。
冷静最遅とすることで上からのボルトと下からのトノでハッサムを挟みこむことにした。ただ勇敢ハッサム相手には有効に働かないので注意。
技構成についてはハイポンは確定。竜に対する打点が欲しいと感じたため冷凍ビームもすんなり入ってきて、残りはアンコールと滅びの歌を採用することにした。
アンコールはトリックルームのターンを凌ぐための再生技を縛ったり、発動ターンに合わせた積み技や身代りを縛ることができるので非常に強力。トリックルームの入っている構築では積極的に採用したい。
滅びの歌はあまり撃つ機会がなかったため差し替えたほうがいいかもしれない。波乗り、まもる、催眠術、気合玉あたりが候補となる。
ドータクン@ラム
呑気 H174(252)-x-B176(188)-C99(0)-D145(68)-S34(0)
サイキネ トリル 催眠術 日本晴れ
・A172バシャーモの剣舞飛び膝蹴り確定耐え
・A200ハッサムの剣舞珠虫食い乱数1発(3/16)
・A161キングドラの雨珠ハイポン最高乱数以外耐え
主に戦ってほしい相手はガブリアス、カイリュー、パルシェンといった物理なので物理耐久を伸ばした。トリックルームからのブシンが面倒なので最遅。
ドータクンを採用するならサイキネトリル催眠まではほぼ確定。最後は日本晴れを採用した。ガッサが動きにくい雨に対してはタクンの晴れからパルシェンで制圧する。また砂かきドリュウズ相手にも使っていく。
対カイリキーガッサバレルを考えて持ち物はラムの実。
選出パターン
対雨パ
表ラティアスと裏ドータクンは確定。パルシェンボルトガッサの内から刺さっている2体を選出して晴れパルシェンかトリルガッサで試合を決める。
対砂パ
ガブ入りはトリルからのガッサのタネマシンガン、ラティ入りは天候を掌握してパルシェンで制圧を狙う。
対霰パ、壁パ
アスの願い事でパルシェンを先制技圏内から逃がしつつ積むか、光の壁でボルトガッサを動かす。裏には相手のトリル展開やドラゴンを止めるためにドータクン。
壁パ相手にも同様の選出。パルシェンで相手の壁張りを牽制する。
所感
実際に使ってみたところ珠ガッサはなかなか強力だった。1体で天候パの相手を任せるのは厳しいが、格闘の選択肢として頭に置いておくのは悪くないだろう。この構築を通じてアスパルシェンや雫トノといったパーツも面白いと感じたので今後の構築に生かしたい。