デアリ次元

4 x フェアリー・ライフ
4 x 霞み妖精ジャスミン
1 x 鼓動する石版
4 x 天真妖精オチャッピィ

2 x 父なる大地
3 x 停滞の影タイム・トリッパー
4 x 解体人形ジェニー

1 x 次元流の豪力
1 x カモン・ピッピー

4 x 超次元ムシャ・ホール
4 x 超次元ガイアール・ホール

4 x 龍覇 グレンモルト
4 x 地獄門デス・ゲート


1 x 銀河大剣 ガイハート/熱血星龍 ガイギンガ
1 x 将龍剣 ガイアール/猛烈将龍 ガイバーン
2 x 時空の喧嘩屋キル/巨人の覚醒者セツダン
1 x ハイドラ・ギルザウルス/死海竜ガロウズ・デビルドラゴン
1 x 勝利のリュウセイ・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x 勝利のガイアール・カイザー/唯我独尊ガイアール・オレドラゴン
1 x レッド・ABYTHEN・カイザー/シャチホコ・GOLDEN・ドラゴン


黒緑超次元→バイスホールが消えたので赤、というかガイアールホールを足したデアリ次元に→ガイギンガが出てきたのでグレンモルトを足して今の形に、という経緯でこの形に落ち着いた。

流れとしてはブースト→お茶→ガイアールホール、キルリュウセイ→グレンモルト、ガイハートが一番わかりやすく強力なので多くの場合これを狙って動く。

これだけみると赤緑次元でいいような感じもするが、後攻時に流れを引き寄せるためにはトリッパーや解体でテンポを崩す必要があり、押されている時はデスゲートで一気に盤面をひっくり返したいということでやはり黒は必要不可欠。


【個別解説】

・ブースト9枚、お茶4枚

上記で述べたブーストお茶ガイホの流れを決める確率を引き上げるために初動9枚、お茶4枚。

オチャッピィは同系がグレンモルト+何かからガイギンガの龍解を決めて殴ってきた際の切り返し、速攻に対してムシャホールやガイギンガでのカウンターを決めるタイミングを早める、ランデスで消された色を回復と役割が多くなかなか便利なカード。

・父なる

ビッグマナ相手にした際にブーストを引けず、打点も吸い込むやミツルギで消され、展開しきれないうちに永遠リュウセイが出てきて殴ってくるとデスゲートで消せずにかなり苦しい思いをするため確定除去を採用したかった。色を考えて緑、その中でもコストが軽く除去+ホール等で動きやすい父なるを選択した。

相変わらずシューゲイザーに有効かと思いきや、不用意にキリューやプリンを引っ張り出すとグレンモルトが降ってくるので、相手のマナに注意しつつ自分のハンドと相談しながらランデスを狙う。

・トリッパー、解体

妨害札。トリッパーは2コスブーストを引けない場合の初動にもなる偉い奴。

終盤腐りがちなトリッパーだがマナクラとは違い腐っても打点になるというのが強く、妨害札としてはこちらを優先することが多い。

ブーストのあとはトリッパー優先で立てる。解体の場合相手のハンドが強いとイマイチ刺さらないということもあるが、トリッパーは確実にワンテンポ遅らせるため比較的仕事量のムラが少ないためである。

ブーストするデッキを相手にした際、相手がトリッパーの被害を抑えるためにブーストをした場合解体のダメージが大きくなるということでブースト→トリッパー→解体で動いて展開を止めに行くことも多い。

ミランダ、カモン

5コスト3打点は強すぎる。ハイドラを採っているため既にリュウセイが立っていても腐りにくいというのがポイント。

・ムシャホール

ボルシャックホールと違ってエンテイを焼けるのが利点というのをよく聞くが、自分はイエスをクロスしたメタクリを焼けるというのを特に評価している。

同系のトリプルマウスやギガホーンを焼ける、キルキルをばら撒けるというようにボルシャックホールにも利点はあるので悩ましいところ。ただガイアールホールとボルシャックホールを同時に採用する場合、キルが3枚無いと物足りない感じがあるにもかかわらずキル3枚目のスペースがかなり怪しかったのでムシャホールを優先した。

・ガイアールホール

このデッキの軸。このカードを中心にしてゲームを作っていく。1枚でキルリュウセイを展開出来るのは強力で、既にリュウセイが場に出ていてもキルキルもしくはキルハイドラでさらに場を固めることができる。最優先でプレイしたいカードなので極力ハンドに握っておく。ガイホ、キルリュウセイ→ガイホ、キルハイドラやカモンミランダムシャ、リュウセイ→ガイホ、キルキルorキルハイドラがクリーンに決まればまず間違いなく勝てる。

・グレンモルト

ガイハートしかウェポンが無かった時はガイホの後に出すと強いが、グレンモルト+1、2打点で突っ張っても案外返されるということでイマイチしっくりこなかった。しかし、ガイアールが登場してからガイホがガイギンガ展開を強くバックアップする上に、ガイホからの展開を阻害するエンテイやファンクはガイアールで除去することができるようになったため、ガイホとグレンモルトの2枚が非常に良好なシナジーを形成するようになったと感じた。これからもドラグハートが出てくることを考えるとますます強くなるカードだと考えられるが、次元との兼ね合いに悩むことが多くなりそうではある。

・デスゲート

除去と展開を同時に行える優秀なカード。ハンドから撃ってもトリガーしても強く黒の除去はこれ以外考えられない。


・ガイギンガ

最近マークがきつくなってきた気がするもののまだまだ強い。これのせいで中速のビートが息をしていない。

・ガイバーン

この1枚でグレンモルトの評価がかなり変わった。7000火力は偉大。序盤に使った勝利ガイアールに再び役割を与えるカード。龍解後のガイバーンの9000火力もかなり強烈で相手に盤面を整えさせない。この構築で龍解条件を満たすのは勝利ガイアールとガイギンガのみだがアクセス手段が豊富なので気にならない。グレンモルト+ガイアール、何かが場にいる時にグレンモルト+ガイハートで殴りに行けばジャスキル。

・キル×2

ガイホを2枚使うことを考えるとどうしてもキルは2枚欲しい。

・ハイドラ

これのおかげでビッグマナ系統に対する勝率はかなり高い。トリガーシノビでマナが削れるおかげで耐えられても返しのターンで殺されるリスクを大幅に軽減できる。

・勝利リュウセイ

次元の中ではこのカードが展開の軸になる。

・勝利ガイアール

ムシャホールを採っているためガイアールカイザーではなくこっち。

・エビセン

何かもう1体大型がいないとムシャホールがイマイチ弱い感じがしたので枠を作って採用した。まず選ばれないのでグレンモルト+ガイハート、エビセンでガイギンガの龍解を狙いに行くことも。


【採用を検討したカード】

・エンターテイナー

キューブ、次元系、バキ、シューゲイザーからのファルコンボンバーと刺さる相手は多い。父なるとの相性の良さも魅力的。ただ解体とタイミングがかぶる、早期に立てたいクリーチャーだが序盤に色をそろえるのが案外難しいという点を考えて採用を見送った。ハンドキープの難しいデアリ次元で多色を引き込んで動きがワンテンポ遅れるリスクは避けたいという考えもあった。

・トリプルマウス

優秀なカードではあるが7につなげるデッキではないのでそこまで優先度は高くないと感じた。ランダムハンデスは単発ではそれほど強くないし、多色というのもマイナス。

・ファンク

同系、速攻、次元系に有効だがキューブ、ビッグマナ等完全に腐る相手もいるということで、それなら全てのデッキに有効な次元に回した方がいいだろうと考えた。

・弾丸リュウセイ

スムーズな動きを重視して多色を切った結果、これが無くてもキューブビマナ相手にかなり勝ちやすくなったので不採用。

・神殿

デスゲ同様除去と展開を兼ねる優秀なカードだが、これを入れるなら確定除去が欲しいと感じたので父なるに回した。エンテイを解体に、ファンク勝利プリンをカモンミランダマウスに、アマテラスグレンモルトをグレンモルトに、勝利ガイアールを弾丸リュウセイに。

・ミカドホール、リバイヴホール

黒の割合を増やしたいということでこの辺を足そうかと思ったが残念ながら次元の枠が無かった。ムシャ全切りで黒ホールに回すと今度は赤が足りなくなってしまう。リバイヴはハンドキープの難しいこのデッキではかなり便利。


・ブーストグレンオー

ミランダカモンから打点を削れる、ガイホからのキルグレンオーで1打点消して2打点プラスするというように便利な場面はあるものの、基本的に勝利ガイアールと将龍剣があれば十分だったので採用を見送った。

・ディアス、ガンヴィート

上記の通り枠が無かった。殲滅の覚醒者は同系で有効なので狙いに行きたい。


【対各種デッキタイプ】

・対同系

先攻ならブーストお茶ガイホモルト、後攻ならトリッパー解体で妨害。特に同系で有効な札を採っていないので基本に忠実に。先攻を取った場合解体を当てられるとやはり厳しいものがあるがそこは撃たれる前提でハンドを調節しておく。相手がブースト出来ていなかったら迷わずガイホ狙い。

下手にガイギンガを立てて殴りに行くと返しのガイギンガで場が壊滅し、こちらのハンドはカスカスで相手のハンドが潤っているという最悪の状況が出来上がるので殴るのは打点を溜めてからの方が無難。ハンドと場の状況を見てどうしても殴りに行かなくてはいけない際は、ガイギンガの登場時効果で相手の場から打点が消えた場合でもSBお茶からのカウンターを警戒してガイギンガは殴らないのが無難。

いずれにせよガイアール、ムシャ、勝利ガイアールで相手の打点を削りつつ自分の場を固めるのが重要。

・対キューブ

基本的な流れとしてはトリッパー解体で妨害しながらガイホで打点を形成して殴り切るというもの。解体でひっこ抜くのは基本ブースト最優先。ミランダやカモン、ムシャからのリュウセイにミサバを撃たせてハンドを削る、殴る前にハイドラを立てるといったあたりがポイント。ただ最近は吸い込むを採用したキューブを見かけることが増えてきたためガイホから展開すべき場面もある。そこはケースバイケースで。

サイクリカでブースト、ミサバ、ホワグリを使い回されるのはかなり厳しいので注意する。出来ればサイクリカが出る前に殴り切りたい。

捲ってきた時のことを考えてデスゲートは握っておく。モツで場を壊滅させられてもデスゲさえあれば挽回できる。マナに黒か赤のどちらか1枚しかない時にヴィルが捲れるとこれらの色を消しに来るので、わざとジェニーやグレンモルトだけを置いておいてデスゲからアドを取りに行くことも。ヴィルが来ることを考えて出来ればマナは7まで伸ばしておく。

・対ハンデス

1ターン待ってからブーストすると勝ちやすい。つまり2ターン目にライフを撃つのではなく3ターン目にライフを撃つ。ドロマーならクラッチやライデン、黒単ならクラッチに加えてデスゲや咆哮が怖いのでガイギンガではなくガイホ優先。ベルリン、マドンナ、ザビバレルといったブロッカーを並べられることも考えてもガイホから入りたい。ドロマー相手はブースト、何か、ガイホで動いた際はガイホ撃ったターンにワンパン、次のターンにフルパンで割と楽に勝てる。黒単は盾が怖い、ハンドを与えるのも怖いということでジャスキル+2あたりで一気に殴りに行く。

・対イエス

丁寧にメタクリを捌いて盤面を制圧する。パンツァーを立てられると厳しくなるので父なる、グレンモルト、デスゲを握っておく。

・対ビッグマナ

盾がそこまで強くない、いきなり場を壊滅させるようなカードが降ってきにくいということでキューブよりかなり楽。ただ永遠リュウセイが出てくると厳しいのでブーストができない、妨害を引けないという場合には父なるを握っておく。勝利リュウセイハイドラを駆使して10マナのヘッドローゼス、11マナのバキウェディングVANをケアつつ早めに殴り切る。エンフォーサーが怖いので小型を並べるよりはホールからの展開を優先する。

・対ランデス

妨害札やお茶からのリュウセイを駆使してブーストマナクラ焦土サイクリカだけは阻止する。ただ実際これで動かれることはあまりなく、吸い込むやエナホフェアホを挟まれることが多い。先攻なら黒を握りながらマナクラの返しにトリッパー解体を投げるのが有効。後攻ならマナクラを撃たれた場合次のリュウセイを警戒してマナを伸ばすかトリッパーで止めて解体を撃ちこむ。STは吸い込む鬼スナイパー、シノビはグレンマルといったあたりなのでリュウセイキルを軸に並べれば殴り切れる。永遠リュウセイが採用される場合もそこそこあるので出来れば父なるは握っておきたい。ハンドが1枚の場合、解体を撃ったら永遠リュウセイが出てくることも頭に置いておく。

・対墓地ソース

クロックで止められてGTクロスで盤面を返されるのが負け筋なのでトリッパー勝利リュウセイで動きを遅らせながら早めに殴り切る。スーエメで埋められた場合はクロックとデスゲどちらが出てもそこまで困らない盤面のうちに割っておきたい。ガネージャーが突っ込んで来ると割と面倒なので進化元は消しておく。

・対速攻

黒緑速攻相手はお茶を握りながらムシャ、ガイギンガを当てることだけを考える。赤単速攻デュアルショックを立てられながらSA待ちをされるとやや厳しいので直接盾を削り切る選択肢も頭に置いておく。ただフレイムランストラップや支配からの解放が飛んでくる可能性もあるので安全に締めることを考えると盤面の制圧を狙うかジャスキル+1、2で殴りに行きたい。


【雑感】

ちょっと悩んでる部分はお茶を1枚父なるに変える、序盤にトリッパー解体をプレイする確率を上げてデスゲを握りやすくするといったあたりを考えてムシャ2枚を黒に変えるといったところ。ただ回しててランデスを食らう以外で色が無くて困るということはそうそうなかったので枚数のバランスはこんな感じで良さそう。

至る所から鬼スナイパー、グレンマル、ファンタズムクラッチ、ライデンあたりが飛んでくる、トリガーを多めに採った受けの強いデッキが増えるといったようにかなりガイギンガがメタられてきている感じがする。実際グレンモルト+1で殴りに行った場合の勝率はかなり下がってきた。ガイアールホールを軸にして動いた場合は問題なく勝てるのでこのデッキ自体はまだいけそうな気はするが、近いうちに賞味期限が切れそうな感じはあるので晒し。

このデッキでたくさんトリガーを踏んで疲れたので次は殴らないデッキを組みたいが、そういうデッキはガイギンガに轢き殺されそうなのが悲しいところ。新弾のキリコ3、ライオネル、ドルバロムDあたりは興味があるので考えてみるかもしれない。

ポケモンの方は構築だけでも見せろとちょいちょい言われるのでもしかしたら書くかもしれないけどやっぱり面倒くさいから書かなさそう。